当社の強みは、グループで長年に渡り建築資材や木材の販売・搬送をはじめとする住まい産業に携わってきた経験と知識があることです。
住宅を一棟建てるためには、膨大な量の資材が必要です。構造となる木材、壁や天井となるパネル材、キッチン・バス・トイレなどの水まわり設備など、居住空間の面積が40~50坪の木造住宅の場合、40~50トンの資材が使われていると言われています。それらは、メーカーの工場から、商社の倉庫から、木材加工工場から、と様々なルートを経て建築現場に運ばれます。トラックの便数に換算すると、工事開始から完成までに必要な便数は100台にも上ります。また建築現場から見ると、資材の到着が遅れると作業が滞りますし、限られた作業スペースに余計な資材が置いてあると工事の邪魔にもなってしまいます。
これらの流れを整理し、総合的にトラックの便数を減らすこと、また工事の進捗に合わせて必要な資材を必要なタイミングで正確に建築現場に届けることができれば、資材の保管コストや配送コストを削減することができ、資材の製造・販売元にとっても住宅会社・工事現場にとっても、大きなメリットではないかと考えています。言い換えると、メーカーの工場で製品がつくられ流通企業を経て建築現場に資材が届けられるまでの物流を当社物流センターに集約し一元管理することで、住宅が着工してから完成するまでの物流コストを利益に変えること、それが当社が目指す「スマートロジスティクス」です。実現までまだまだ道のりは長いですが、この概念にご共感いただきましたメーカー様や流通企業様とのお取り引きも年々増え、お陰様で売り上げは昨年対比110%で推移しております。
今後も着工戸数の減少が危惧される中、建築業界で勝ち残っていくためには、全体最適であらゆるコストを見直し適正な利益が確保できる仕組みづくりが必要であると考えます。
エコネクト物流は、産業の収益構造変革を推し進める一端を担うべく、住宅資材物流の最適化で皆様の利益創出を支援いたします。